ささやき声、吐息交じりの声で歌う
テクニック ウィスパー。
これを使えるようになると
男性なら色気が出たり
女性なら可愛らしく囁きかけたり
歌の表現の幅がすごく広がります!
ウィスパーボイスの出し方
ものすごく簡単に言えば
息漏れ多めの声。
息漏れというとあまりいいイメージが
ないですが、たしかにただ息漏れさせるは
間違いで、いつもの歌声に空気を
足してあげる感じです。
その際地声まで薄めすぎて囁くというより
声が消えていってしまうのは失敗。
ちゃんと地声はある程度薄めでキープ
吐く空気の量だけ増やすと良いでしょう♪
軽くため息をついてみて
そのまま歌ってしまうのもあり!
すぐ空気がなくなって長くは歌えないですが
空気をたくさん使う声なので
もともと長いフレーズには向きません。
感覚だけわかればそれで良いのです^^
使いどころ
これは使う人のセンスが問われるところ。
1曲通してキャラとして使う
フレーズの終わりに抜く感じで使う
フレーズ内の1単語だけ囁く
やり方使い方は十人十色。
効果的に聞き手に届けるには
どこを囁いたり抜いたりすると
自分の魅力や歌詞が伝わるか考え
色々試してみましょう。
難点
使い方より難しいのが
どこまで息がもつかをちゃんと把握すること。
普通に歌うより吐く息の量が増えるので
自分の中の目安がわからないと
吐く息の配分に失敗します。
せっかくウィスパーで
カッコよく表現したのに
次のフレーズで息が足りなくなって
単語の途中で息継ぎ。。。
これじゃ使わないで普通に歌った方が
良いですよね^^;
そのためにも
細かくブレスポイントを決めたり
ピンポイントで使ったり
工夫する必要があります。
やりすぎ注意!
知り合いのミュージシャンで
フレーズ終わり必ずウィスパーで
抜いて歌う人がいました。
キャラとしてそういう歌い方なのか
癖なのかわかりませんが
やっぱりずっとやられると
くどいです^^;
すべてのテクニックに言えるのですが
そればかりずっと同じタイミングや
フレーズ処理でやられると
聞いている方は飽きます。
このやりすぎと丁度いいバランスは
キャラ作りの面から見ると
すごく難しいので
録音して自己判断したり
誰かに聞いてもらって感想を聞いたりして
うまくバランスを取りましょう。
一つのテクニックに固執せず
いくつかのテクニックを混ぜて
自分なりの歌い方ができるのが理想です。
なので今回のウィスパーボイスも
キャラとしてずっとこの声で歌う!と
いう方以外、ピンポイントで
Aメロの終わりだけ囁いてみるかとか
似たようなフレーズが出てきた時は
ウィスパーにするかなど
自分の中でルールを作って
それに則り個性として使えるように
頑張りましょう!