モティーもレッスンに通っていた頃
歌う時に発声練習時の声に寄せると
全くうまく歌えない、もしくは
ものすごい違和感を感じることがありました。
でも発声練習している時に
先生に良いと言われた声が
きっと良い歌声なんだと変なこだわりで
時間を無駄にしてきたように思えます。
発声練習と歌唱の違い
発声練習している時に出ている声って
クラシカルな感じじゃないですか?
そもそもが昔からある由緒正しい発声法は
昔つまり合唱やらオペラやらには対応できても
今現代の歌に対応するには微妙なところ。
そこを理解していないでそのままの声でいこうとすると
やっぱり変なのです。
じゃあなんでそんな練習するのか?というと
歌を歌うことの基礎は昔からの練習法で体得できるから。
腹式呼吸は昔も今も変わらず
口腔内を広く使って響かせるなんかは
昔からのやり方の方がわかりやすいなど
基礎の基礎を体に叩き込むには持ってこいなのです。
しかしそれをそのまま今の歌取り入れちゃうと
変に奥まった響きの声だったり
高い声も張り上げ気味になるかすっぽ抜けて裏声になるか
うまく歌えなくなります。
なので良いところ、自分に使えるなというところだけ
取り入れて歌いましょう。
今はマイクがある
マイク無しでホール全体に声を届けなきゃいけなかった
昔とは違い、今はマイクがあるので
そこまで凄まじい響きや声量はいらなくなりました。
あればあったでそれも個性として活かせるのでいいのですが。
なので、今はもっと楽して歌っていいんです^^
正直言うならば、低音から高音まで声が出しやすければ
響きなんてなくたってマイクでどうとでもなります。
ですがやっぱり色々操れた方がミュージシャンの質が
高まるので発声練習もきちんとやったほうがいいでしょう。
響きの位置
発声練習でいいね~と言われる声を出している時の
響きの位置を気にしてみて下さい。
結構奥の方じゃないでか?
この響きを少し前にもってきてやるだけで
現代の歌に対応可能!
さらに言うならその響きの大きさというか量を
少し押さえ気味にするとより歌いやすくなります。
体全体を使って響かせて出す声は
迫力満点で素晴らしいのもわかりますが
目指すシンガー像と照らし合わせてみて
違うな~という人は響きの位置や量を調整。
自分の理想の声になるように研究してみてください!
発声練習はあくまで練習
発声練習は基礎の形や感覚を掴むための練習。
それをどう活かすかは自分次第ということ。
発声練習の型を歌唱時まで全部継続することは
全く持ってありません!
良いとこ取りでいきましょう!!!